HubSpot（ハブスポット）とは、世界約120ヵ国以上の顧客に導入されている「統合型CRMツール」です。

「でも、会社にそんな導入予算ないよ……」と思われた方も、ご安心ください。
無料または安価でできることも多数ありますし、日本政府がDX推進に積極的で、補助金や助成金が充実しています。
簡単に言えば、HubSpotは、コスパ最強クラスのマーケティングツールと言えるです。

今回は、HubSpotの認定パートナーであるツギノテが、HubSpotの特徴・機能・料金などを、わかりやすくご紹介していきます。

HubSpot（ハブスポット）とは、統合型CRMツール

HubSpot（ハブスポット）とは、世界約120ヵ国以上、184,000社以上の顧客に導入されている「統合型CRMツール」です。
詳細は後述しますが、インバウンドマーケティングを行うためのツールでもあります。

ちなみに、米国マサチューセッツ州にあるHubSpot社が提供しているツールであり、日本での運営会社はHubSpot Japan株式会社になります。

HubSpotの特徴は、主に以下の3つです。

特徴1．核となるメイン機能はCRM

前提として、HubSpotは、「メイン機能1つ」と「オプション機能5つ」で構成されています。

▼HubSpotの構成要素6つ

核となるメイン機能は、「HubSpot CRM」であり、CRMは顧客関係管理システムです。
要するに、顧客情報の収集・蓄積・分析・共有・活用といった業務を行うためのITツールになります。

CRMの詳しい説明が必要な方は、『【5分でわかる】CRMとは？顧客管理の必要性とメリット』も合わせてご覧ください。

「HubSpot CRM」には、無料プランと有料プランがあり、無料でも基本的な機能は利用できるが特徴です。

特徴2．追加統合できるオプション機能は5つ

メイン機能「HubSpot CRM」に、追加で統合できるオプション機能として、以下の5つが利用可能です。

1. MarketingHub（マーケティングの機能）
2. SalesHub（営業の機能）
3. ServiceHub（カスタマーサービスの機能）
4. CMSHub（コンテンツ管理システムの機能）
5. OperationsHub（オペレーションの機能）

これら5つの機能は、一部を除くと有料で、必要に応じて選択して、追加でCRMと機能統合するのが特徴になります。
たとえば「MarketingHub」「SalesHub」「ServiceHub」をオプション機能に追加して、「CMSHub」「OperationsHub」は追加しないといった具合です。

▼オプション機能を3つ追加したときの一例

5つのオプション機能の詳細については、のちほどご説明します。

特徴3．使う手法はインバウンドマーケティング

HubSpotは、インバウンドマーケティングというアプローチ手法を使うのが特徴です。

インバウンドマーケティングとは、見込み顧客からお問い合わせや資料請求などのアクションを待つ「プル型マーケティング」になります。
ここで重要になるのが、Attract（惹きつける）・Engage（信頼関係を築く）・Delight（満足させる）の3点です。

HubSpotは、顧客を惹きつけ、信頼関係を築き、満足させる「インバウンドマーケティング」の手法を使うためのツールになります。

HubSpot（ハブスポット）のオプション機能と料金

ここからは、前述したHubSpot（ハブスポット）の5つのオプション機能「MarketingHub」「SalesHub」「ServiceHub」「CMSHub」「OperationsHub」について、詳しく見ていきましょう。

1．MarketingHub（マーケティングの機能）

MarketingHubとは、CRM（顧客関係管理システム）を活用したマーケティングオートメーション（MA）ソフトウェアです。
具体的には、集客やリードナーチャリング（見込み客の育成）を自動化、効率化するツールになります。

MarketingHubの主要機能・できることは、以下になります。

• ブログ管理
• SNS投稿管理
• 広告のトラッキングと管理
• ランディングページ（LP）作成
• メール配信
• フォーム作成
• Webチャット

MarketingHubの月額料金の概算（年次一括支払い）は、下表のとおりです。

機能制限や料金の詳細については、「MarketingHubの価格表」にて、ご確認ください。

2．SalesHub（営業の機能）

SalesHubとは、営業の業務効率化を支援するソフトウェアです。
具体的には、企業と顧客をつなぐ「顧客紹介マッチングサービス」であり、アポイント取得を支援するツールになります。

SalesHubの主要機能・できることは、以下になります。

• メールトラッキング
• コールトラッキング（電話効果測定）
• セールスアナリティクスとレポート
• ABM（アカウントベースドマーケティング）
• Webチャット

SalesHubの月額料金の概算（年次一括支払い）は、下表のとおりです。

機能制限や料金の詳細については、「SalesHubの価格表」にて、ご確認ください。

3．ServiceHub（カスタマーサービスの機能）

ServiceHubとは、顧客との関係づくりや顧客満足度の向上に役立つ、カスタマーサービス（CS）ソフトウェアです。
具体的には、顧客からの問い合わせに対応する「ヘルプデスク」などを支援するツールになります。

ServiceHubの主要機能・できることは、以下になります。

• 問い合わせトラッキング
• 受信トレイの一元管理
• 顧客満足度アンケートの作成と実施
• ナレッジベース（業務ノウハウのデータベース）の作成
• チャットボットの作成
• Webチャット

ServiceHubの月額料金の概算（年次一括支払い）は、下表のとおりです。

機能制限や料金の詳細については、「ServiceHubの価格表」にて、ご確認ください。

4．CMSHub（コンテンツ管理システムの機能）

CMSHubとは、CRM（顧客関係管理システム）とWebサイトを統合するCMS（コンテンツ管理システム）ソフトウェアです。
具体的には、自社Webサイトの構築や運用に役立つツールになります。

CMSHubの主要機能・できることは、以下になります。

• SEO対策とアドバイス
• ドラッグ＆ドロップエディター
• 数百種類のWebサイトテーマ
• A/B テスト
• コンタクトアトリビューションレポート（CV分析）
• 標準のSSL（セキュリティ機能）
• コードアラート（問題の確認）

CMSHubの月額料金の概算（年次一括支払い）は、下表のとおりです。

機能制限や料金の詳細については、「CMSHubの価格表」にて、ご確認ください。

5．OperationsHub（オペレーションの機能）

OperationsHubとは、HubSpot上でビジネスプロセスを自動化するオペレーション支援ソフトウェアです。
具体的には、リアルタイムでのアプリケーション連携や顧客データの同期、ワークフロー（作業の流れ）の作成などを行い、業務効率化を図るツールになります。

OperationsHubの主要機能・できることは、以下になります。

• データ同期（コーディング不要）
• データ品質管理オートメーション
• データ品質コマンドセンター（ベータ版）

OperationsHubの月額料金の概算（年次一括支払い）は、下表のとおりです。

機能制限や料金の詳細については、「OperationsHubの価格表」にて、ご確認ください。

HubSpot（ハブスポット）のまとめ

最後に、統合型CRMツール「HubSpot（ハブスポット）」について、おさらいしましょう。

HubSpotの構成要素は6つあり、核となるメイン機能はCRM（顧客関係管理システム）です。
そして、このCRMに機能統合するかたちで、以下の5つのオプション機能を追加できます。

1. MarketingHub（マーケティングの機能）
2. SalesHub（営業の機能）
3. ServiceHub（カスタマーサービスの機能）
4. CMSHub（コンテンツ管理システムの機能）
5. OperationsHub（オペレーションの機能）

これら5つの機能は、一部を除けば有料です。
メイン機能のCRMは、有料プランもあるものの、無料でも基本的な機能は利用できるのが特徴になります。

ちなみに、HubSpotのデモ体験や無料体験は、「HubSpot公式サイト」からお申し込みが可能です。

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