WEB広告代理店ではよく耳にする「MCCアカウント」。業界にまだ入たばかりの方はなんとなくでMCCを使っている方もいるのではないでしょうか。

今回はそもそもGoogle広告のMCCとは何を意味しているのかや仕組み・メリット・アカウントの作成方法をご紹介していきます。

そもそもGoogle広告のMCCって？

Google広告のMCCは「マイクライアントセンター」の略になります。このMCCを活用することで、使用する全てのアカウントを一括管理できるため、いちいちアカウントの切り変えをして設定をする手間が省けます。

Google MCCアカウント階層構造の仕組みについて

Google MCCアカウントはツリー構造で作成されます。

既存のGoogle広告アカウントからMCCアカウントへの移行は出来ませんので新規作成が必要になります。

また、登録をするとリンクされたクライアントアカウントで、掲載内容やキャンペーン変更ができたり、MCCアカウントはオーナー権限となるため、ユーザーのアカウント権限も管理できるようになります。

MCCアカウント作成の注意点

MCCアカウントを作成する際に注意していただきたいのが、クライアントのアカウント固有情報（ログイン情報など）は変更できないという事です。

Google MCCアカウントを使用するメリット

以下ではMCCアカウントを使用するメリットを項目ごとに分けてご紹介していきます。

管理画面での検索や操作ができる

MCCアカウントはダッシュボードという画面があり、そのダッシュボード上でアカウント全てを管理することができます。管理している多くのアカウントから特定のアカウントを検索できる機能もあるので、探す手間もありません。

キャンペーン操作も一括操作できる

複数のアカウントのキャンペーンの設定内容が同じでもアカウントの紐づけがされていない場合は1ずつ操作を行う必要があります。

ですがMCCであれば、その必要がなくなるため、日予算管理やキャンペーン・広告グループ・広告作成などもMCCアカウント上で設定できるようになります。

アカウント切り替えの手間を削減できる

最大のメリットは冒頭でお伝えしたように一度にたくさんのアカウントを管理できることです。そのため、代理店やオンラインマーケティングの担当者などに適しています。

そのため、5個以上のアカウントを使用している方はMCCに変えると使いやすさを実感できるはずです。

MCC特有の様々なアラート機能

MCCでは以下のようなアラート機能があります。

お支払いのアラート：支払いについて何か不具合が発生した際にお知らせしてくれます。
キーワードと広告のアラート：キーワードや広告に対して成果が乏しいキーワードや不認証となっている広告を教えてくれます。
キャンペーンのアラート：キャンペーンの終了を教えてくれます。
予算のアラート：各アカウントの残高が少なくなってきた、または、残高不足の際に教えててくれます。
アカウントのアラート：設定が不十分で無効になっているかをお知らせしてくれます。

Google MCCアカウントを作成してみよう！

MCCアカウントの作成は簡単でGoogleアカウントがあれば1分程度で作成できます。手順は以下のようになります。

手順1：https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/manager-accounts/にアクセスし、下図赤枠の【クライアントセンター(MCC)を作成】をクリックします。

手順2：下図の画面になるので必要箇所を入力し【送信】をクリックして完了です。

まとめ

MCCを使用することで複数のアカウントを一括管理できるため作業の効率化を図る事ができます。また、アカウント作成はとても簡単なので、ぜひ活用していただきたいです。

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DXニュース編集部

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