株式会社Acculus、超低消費電力エッジAIカメラ/ボード「Mini Watt Vision」を開発
株式会社Acculusは1月22日、消費電力の低さと実用的なフレームレートとを両立した、エッジAIカメラ/ボードである「Mini Watt Vision」を開発したと発表した。
「Mini Watt Vision」の特徴
Mini Watt Visionの特徴は、以下のとおり。
- クラウドを用いずエッジでの処理で完結し、撮影画像はその場で廃棄するため、プライバシー保護が容易
- 画像AIセンサとして世界最小レベルの超低消費電力動作と、FPS(処理フレームレート)との両立
- 物体検出 50mA @ 10FPS, 物体検出+詳細認識 80mA @ 5FPS (ボード全体, 画像センサを含む電力)
- 消費電力の低さ、および複数のスリープモードによる、長時間バッテリー動作が可能
- 高温にならず安定動作
- 型であるため設置が容易
- バッテリー動作により電力線が不要のため、設置時における自由度が向上
- 画像AIの従来品より安価
「Mini Watt Vision」の用途
Mini Watt Visionの用途は、以下のとおり。
用途例1:人や物の検出、人流解析・通行量調査
カメラの前の人や車を検出したり、数をカウントする。
何を検出するかは、AIモデルを変更することで例えばペットボトルを検出するよう変更可能。
撮影した画像はその場で破棄し、計測した数や位置といった意味のあるデータを、USB/BLEを通じて外部に出力する。
用途例2:人物顔の属性判定
人物の顔の位置を検出し、さらにその顔の属性を推定する詳細認識が可能。
たとえば顔の年齢/性別推定、顔の向き推定、顔認識を実施できる。
店舗やサイネージ機器に後付けで本カメラを付けることで、マーケティングのために、来訪者の年齢性別等の情報の収集が可能になる。
従来品に対し、小型・バッテリー動作可能であることから、後付けで設置しやすいことが特徴。
用途例3:バーコード、QRコード、メーターの読み取り
EAN-13等の2Dバーコード、QRコードの認識が可能。
本機能と、物体検出機能とは、併用することができる。
<リンク>
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000044473.html
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