【Yahoo!広告】ディスプレイ広告における「リンク先URL形式の提供終了」に向けた広告の強制変換について
Yahoo!広告は5月11日、ディスプレイ広告において、リンク先URL形式の提供終了に向けて、リンク先URL形式の広告の強制変換を実施すると発表した。この強制変換により、最終リンク先URL形式の広告に変換される。
※2022年6月16日追記:リンク先URL形式広告の強制変換を開始を発表。
目次
強制変換による影響
強制変換により以下の影響が発生する。
- お客様のウェブサイトをクロールする場合がある。
- 広告の上位階層(アカウント、キャンペーン、広告グループ)でトラッキングURL、またはカスタムパラメータが設定されている場合、強制変換実施後に上位階層で設定した内容が有効となります。お客様自身で有効となるタイミングの指定はできない。
ウェブサイトのクロールを希望しない場合や、上位階層でトラッキングURLなどを設定している場合は、強制変換開始前までに手動での移行が必要。
対象アカウントと変換実施期間(予定)
2021年1月以降に実績(1インプレッション以上)が発生したアカウント配下の、リンク先URL形式の広告が強制変換の対象となる。
広告の設定内容によって変換実施の時期が以下のとおり異なる。
- 2022年6月15日より順次(~6月末)
リンク先URLと表示URLのドメインが同一の広告のみが登録されたアカウント - 2022年7月上旬より順次(~9月上旬)
リンク先URLと表示URLのドメインが異なる広告が含まれるアカウント
強制変換について
強制変換では、広告タイプや広告に設定されているURLのドメイン一致状況によって変換方法が異なる。
カルーセル広告以外の場合
リンク先URLと表示URLのドメインが同一の広告の場合
- 最終リンク先URL:リンク先URLを設定する
- 表示URL:最終リンク先URLから自動生成する
リンク先URLと表示URLのドメインが異なる広告の場合
- 最終リンク先URL:お客様のウェブサイトをクロールし、最終的に表示されるページのURLを設定する
- トラッキングURL:リンク先URLを設定する
- 表示URL:最終リンク先URLから自動生成する
カルーセル広告の場合
各カルーセルカードのリンク先URL、および広告のリンク先URL、表示URLのドメインが全て一致する場合のみ、以下の内容で変換が実施される。
- 最終リンク先URL:リンク先URLを設定する
- 表示URL:最終リンク先URLから自動生成する
- 各カルーセルカードのリンク先URL:リンク先URLを設定する
※カルーセル広告の場合、クロールは行われない
パフォーマンスレポートへの影響
強制変換後はパフォーマンスレポートの表示が以下のとおり変更される。
・リンク先URLレポート
「リンク先URL」欄にURLが表示されなくなる。
・最終リンク先URLレポート
強制変換に伴いトラッキングURLが設定された場合、「最終リンク先URL」「トラッキングURL」欄の表示が変更される。設定されなかった場合は、表示の変更はない。
▼(例1)強制変換に伴いトラッキングURLが設定された場合
リンク先URL | https://tracking.com/a=1234 |
表示URL | final.com |
最終的に表示されるページのURL | https://final.com |
▼(例2)強制変換に伴うトラッキングURLの設定がされなかった場合
リンク先URL | https://example.com |
表示URL | example.com |
最終的に表示されるページのURL | https://example.com |
強制変換時のエラーについてご注意
- お客様のウェブサイトの設定などによりクロール時にアクセスできない場合は、変換に失敗してエラーとなる場合がある。
- 最終リンク先URLで利用できない内容がリンク先URLに設定されていた場合は、エラーとなる場合がある。
- 強制変換でエラーとなった広告は、すぐに配信は停止されない。リンク先URL形式まま配信が継続されるが、2022年11月以降は配信が停止となる予定のため2022年10月末までにお客様ご自身での移行してください。
その他補足
- 強制変換を実施した履歴は、「操作履歴」および「最終リンク先URL形式への変換」画面で確認できる。更新者は「ヤフー株式会社」と表示される。
- 強制変換を実施中に、お客様が最終リンク先URL形式への変換機能を利用した場合は、完了までに時間がかかる可能性がある。
- 「最終リンク先URL形式への変換」画面からダウンロードしたエラーファイルを編集しインポートすることで、手動での変換が可能。
リンク先URL形式の広告配信停止について
2022年10月末の時点で広告形式がリンク先URL形式の広告について、2022年11月より広告の審査状況を「掲載不可」に変更する予定。
これにより、当該広告は配信停止となるので、引き続き配信を希望される場合は2022年10月末までに最終リンク先URL形式への移行してください。
なお、設定変更後は、広告が審査否認の状態となるためアカウント単位で審査否認に関するお知らせのメールが送信される。
<リンク>
https://ads-promo.yahoo.co.jp/support/release/30299969.html
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