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2020.04.01 WEBマーケティング

Googleが推奨するhagakure(ハガクレ)って何?リスティング広告のキャンペーン設計

 これまでのリスティング広告のアカウント構造(といっても3年前くらい迄ですが)と言えば、1広告グループ1キーワード構造が主流でしたが、現在はGoogleが提唱するhagakure(ハガクレ)構造が主流になりました。

入札機能の自動化や、検索クエリに合わせてカスタマイズされた広告文が配信可能になったなど、媒体機能の進化が背景にあります。

今回は、そんなGoogle広告のhagakure(ハガクレ)キャンペーン設計とは何か?どのような構造にすれば良いのかを説明します。

hagakure(ハガクレ)とは

hagakure(ハガクレ)は、リスティング広告のアカウントをできるだけシンプルに設計することを推奨するものです。

Googleがhagakureを推奨する理由は以下の3つです。

  1. インプレッションシェアを最大化することで品質スコアを改善できる
  2. 運用工数を減らし、分析改善工数を増やせる
  3. .素早くクリエイティブ検証がきる

hagakure(ハガクレ)のメリットとデメリット

メリット

品質スコアが改善する

 広告の品質スコアを評価する指標は、推定クリック率 、ランディングページの利便性、広告の関連性があります。
この中で、推定クリック率は広告の過去のクリック数とインプレッション数で算出されます。

各グループに分散していたインプレッションが1つの広告グループに集約されることで評価されやすくなり、品質スコア向上が期待できます。

クリエイティブ検証が早い

 広告グループを集約することで、1つのクリエイティブに蓄積されるデータがが増加するため、最適化速度が上がり素早くPDCAを回せます。また、クリエイティブ入稿に関わる工数も減らせます。

入札工数を減らせる

 管理するキャンペーン・グループ・キーワード・マッチタイプが増えると、入札が疎かになりますよね。hagakureはキャンペーン/グループを極力減らし且つ自動入札を活用するため人力での入札工数を劇的に減らせます。

デメリット

hagakure直後は安定しない

 運用開始直後、十分なデータが蓄積されるまでは、インプレッション数も減り悪化する場合があります。自動入札がワークするまで2週間程度かかります。安定するまでなるべく触らない方が良いという意見もあります。

広告文とキーワードの関連性が下がる

 1広告グループにキーワードを集約するため、広告文にキーワードを含めることが困難になります。広告カスタマイザーを使いましょう。

hagakure(ハガクレ)アカウントの作り方

hagakureアカウントの作り方は簡単です。
とにかく、「集約する」という方針にしましょう。

1つの広告グループに複数のマッチタイプ入れる

マッチタイプ別に分けていた広告グループを1つの広告グループにまとめると、 広告グループ同士の入札競合が減らせます。

キーワードの重複を減らす

Googleの推奨では、同一キーワードのマッチタイプ違いは運用初期は登録する必要はなく徐々に追加したほうが良いとされています。勝ちキーワードが見えているなら絞り込み部分一致と完全一致をいれましょう。

デバイス毎のキャンペーン/グループ分けを止める

PC、SPでキャンペーン/グループを分けている場合は統合しましょう。年齢別、RLSA、リーセンシー別なども同様です。管理画面のキャンペーン一覧で成果が見れないのはストレスですが。。

現実にはhagakure(ハガクレ)が適さないアカウントも!固執しなくてOK。

 あくまでリスティング広告のアカウント構成においてのベストプラクティスが hagakure(ハガクレ)構造というだけであって、hagakureにしていないからダメアカウントと判断するのは乱暴です。

予算が少ない場合や、獲得KWが決まっている業界、エリア別に訴求やLPを変更する場合など、hagakureが邪魔することもあります。(そのうち、機能改善すると思いますが)

「これをしたい」という自社の戦術が実現できるなら、アカウント構成にこだわる必要は一切ありませんので、スピード優先でさっさと配信しちゃった方が成果がでる場合もあります。

そう、リスティング広告に期待するのは成果だけ!成果が出ていれば構成は何でも良いのです。出やすいのがhagakure構造ってだけです。

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設立
2007年2月15日
事業内容
Web マーケティング事業
インターネットメディア
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