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2022.10.17 WEBマーケティング

意外と知らないかも?Google広告の指標15種類

Google広告運用に携わっていると、「いつの間にか管理画面が変わって、新しい指標が増えていた」といったこともあるでしょう。

こんなときによくある問題は、ふわっとした理解で、やり過ごしてしまいがちなことです。

そこで復習も兼ねて、Google広告の指標を一度整理しておくのをおすすめします。

できるだけ正確に効果測定するに越したことはないでしょう。

今回は、知っているようで意外と知らない、Google広告の「インプレッション指標13種類」および「クリック指標2種類」について、解説していきます。

Google広告のインプレッション指標13種類

まず、インプレッションの基本について、軽く整理しておきましょう。

「インプレッション(imp/imps)」は広告の表示回数

たとえば広告が70回表示されたら、70インプレッションになります。

「インプレッションシェア(IS)」は広告が表示可能だった合計回数のうち、広告が実際に表示された回数を占める割合

たとえば広告が表示可能だった回数が100で、実際に表示されたのが70回だったとき、インプレッション シェアは70%になります。

計算式
インプレッションシェア=表示回数/広告が表示可能だった合計回数

それでは基本をおさらいしたところで、知っているようで意外と知らないインプレッション指標を見ていきましょう。ちなみに簡単な内訳としては、検索広告の指標が10種類、ディスプレイ広告の指標が3種類あります。

検索広告のインプレッションシェア

「検索広告のインプレッションシェア」とは、検索ネットワークで発生した実際の表示回数を、表示候補となった回数の推定値で割ったものです。

「検索広告のインプレッションシェア」は、“ページ上部”と“ページ最上部”のものに分類できます。

検索広告のページ上部インプレッションシェア

「検索広告のページ上部インプレッションシェア」とは、検索結果ページの上部に広告が表示された数(インプレッション数)を、ページ上部に表示可能だった広告の推定インプレッション数と比較したものです。

計算式
検索広告のページ上部インプレッションシェア=検索結果ページの上部インプレッション数/ページ上部インプレッションの推定数

検索広告のページ最上部インプレッションシェア

「検索広告のページ最上部インプレッションシェア」とは、検索結果ページの最上部に広告が表示された数(インプレッション数)を、ページ上部に表示可能だった広告の推定インプレッション数で割ったものです。

計算式
検索広告のページ最上部インプレッションシェア=検索結果ページの最上部インプレッション数/ページ上部インプレッションの推定数

検索広告のインプレッションシェア損失率(ランク)

「検索広告のインプレッションシェア損失率(ランク)」とは、広告ランク(※)の低さが原因で、検索ネットワークに広告が表示されなかった回数の割合です。

なお対象期間中に予算が使い果たされた場合、インプレッション シェア損失率(ランク)は [広告グループ] タブには表示されません。

(※)広告ランクとは広告の掲載順位(広告がページに表示されたときの他の広告との相対的な位置)と、広告を掲載するかどうかを決めるために使用される値。

検索広告のページ上部インプレッションシェア損失率(ランク)

「検索広告のページ上部インプレッションシェア損失率(ランク)」とは、広告ランクの低さが原因で、検索結果ページの上部のどこにも広告が表示されなかった割合です。

※推定値になります。

検索広告のページ最上部インプレッションシェア損失率(ランク)

「検索広告のページ最上部インプレッションシェア損失率(ランク)」とは、広告ランクの低さが原因で、検索結果ページの最上部に広告が表示されなかった割合です。

※推定値になります。

検索広告のインプレッションシェア損失率(予算)

「検索広告のインプレッションシェア損失率(予算)」とは、予算不足が原因で、検索ネットワークに広告が表示されなかった回数の割合です。

「検索広告のインプレッションシェア損失率(予算)」は、キャンペーン単位でのみ確認できます。

検索広告のページ上部インプレッションシェア損失率(予算)

「検索広告のページ上部インプレッションシェア損失率(予算)」とは、予算の低さが原因で、検索結果ページの上部のどこにも広告が表示されなかった割合です。

※推定値になります。

検索広告のページ最上部インプレッションシェア損失率(予算)

「検索広告のページ最上部インプレッションシェア損失率(予算)」とは、予算の低さが原因で、検索結果ページの最上部に広告が表示されなかった割合です。

※推定値になります。

検索広告の完全一致のインプレッションシェア

「検索広告の完全一致のインプレッションシェア」とは、キーワードと完全に一致する検索(誤字や表記のゆれを含む)によって検索ネットワークで発生した実際の表示回数を、表示候補となった回数の推定値で割ったものです。

「検索広告の完全一致のインプレッションシェア」は、ショッピング キャンペーンでは利用できません。

ディスプレイ広告のインプレッションシェア

「ディスプレイ広告のインプレッションシェア」とは、ディスプレイ ネットワークで発生した実際の表示回数を、表示候補となった回数の推定値で割ったものです。

ディスプレイ広告のインプレッションシェア損失率(ランク)

「ディスプレイ広告のインプレッションシェア損失率(ランク)」とは、広告ランクの低さが原因で、ディスプレイ ネットワークに広告が表示されなかった回数の割合です。

なお対象期間中に予算が使い果たされた場合、インプレッション シェア損失率(広告ランク)は [広告グループ] タブには表示されないためご注意ください。

ディスプレイ広告のインプレッションシェア損失率(予算)

「ディスプレイ広告のインプレッションシェア損失率(予算)」とは、予算不足が原因で、ディスプレイ ネットワークに広告が表示されなかった回数の割合です。

「ディスプレイ広告のインプレッションシェア損失率(予算)」は、キャンペーン単位でのみ確認できます。

Google広告のクリック指標2種類

続いて、Google広告において、知っているようで意外と知らないクリック指標について見ていきましょう。

クリックシェア

「クリックシェア」とは、獲得可能なすべてのクリックに対して、実際に獲得したクリックのシェアの推定値です。

「クリックシェア」は、P-MAX キャンペーン・検索キャンペーン・ショッピング キャンペーン・ホテル キャンペーンのみで使用できます。

相対クリック率

相対クリック率は、ディスプレイ ネットワークでの広告の掲載結果を、同じサイトに表示された他の広告と比較して表します。

相対クリック率は、広告のクリック率を、その広告が掲載されたウェブサイトに表示されたすべての広告の平均クリック率で割った値です。

例: 相対クリック率が 1 倍の場合、その広告のクリック率は、ウェブサイトの同じセクションに表示されたすべての広告の平均クリック率と同じであることを意味します。

相対クリック率は、特にコンバージョンに関する情報がほとんどない場合に、キャンペーンや広告グループの掲載結果を把握するうえで役立ちます。

※Google公式ヘルプには何故か掲載されていない指標です。管理画面から確認できます。

まとめ:Google広告の指標は正確に押さえておこう

Google広告の現状を正しく把握するには、指標の定義を正確に覚えることが大事です。

ほかにも知らない指標を見つけたら、「Google広告ヘルプ(https://support.google.com/google-ads#topic=10286612)」で検索して調べるのがおすすめです。

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2007年2月15日
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